ポート(吸・排気口)形状

ロータリーエンジンのポート(吸・排気口)形状には「サイドポート」、「ペリフェラルポート」、「ブリッジポート」、「コンビネーションポート(クロスポート)」があります。
サイドポートというのはロータリーエンジンのサイドハウジングに設置されたポートで、ロータリーエンジンでは最も一般的なポート形状です。
ちなみにサイドハウジングというのはロータリーエンジンの主要部品のひとつで、中でローターが回転しているローターハウジングを両側から押える役割をしています。
サイドポート形状のロータリーエンジンは低速回転に強い反面、その構造上熱だまりによるスス(煤)が発生しやすいと言われています。
ペリフェラルポートはローターハウジングの辺面に設置されるポートで、吸排気効率が良く高速回転に強いポートです。
ただその形状からローターの三角形の頂点がポートの位置を通過する時隣り合う燃焼室と繋がる吹き抜け(オーバーラップ)を起こすことがあり、その結果は燃費効率が悪くなるなどの問題点があります。
ペリフェラルポートには吸気と排気の2種類がありますが、この2種類を使うと排気音が非常に大きくなり市中では騒音規制に引っ掛かることになります。
その為市販車のマツダRX-7などでは排気ポートのみに使われ、吸排気共にペリフェラルポートを使うのはレーシング仕様の車のみです。
ブリッジポートはサイドポートの一種です。
ロータリーエンジンの吸排気効率を高めるにはポートを大きくすれば良いのですが、その場合ローターのコーナーシールが通過する部分だけは残してその周辺部を拡大します。
すると残された部分がちょうどポートに橋を架けた様に見えるので、ブリッジポートと呼ばれています。
レース用エンジンやチューニングをする場合にこの方法によってポート径を大きくしますが、ペリフェラルポートと同じ様にエンジンの吹き抜け(オーバーラップ)が発生しやすくなります。
コンビネーションポート(クロスポート)はサイドポートか又はブリッジポートとペリフェラルポートを組み合わせたものです。
つまりそれぞれの長所を生かしたものです。
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