構造上の利点

ロータリーエンジンはかって新世代のエンジンとしてもて囃されましたが、何故この様に高い評価を受けたのでしょうか?
その訳を検証してみたいと思います。
ロータリーエンジンはその構造上レシプロエンジンには必要なカムやバルブなどの部品を必要としません。
従って、構造が簡単で同じ排気量ならレシプロエンジンに比べて軽量化、小型化が容易です。
実際にロータリーエンジン搭載車のエンジンルームを開けて見ると、従来見慣れたレシプロエンジンに比べてそのコンパクトさに驚くと思います。
エンジンがコンパクトであることはその分室内のスペースを広く取ることが出来ます。
例えば一般的に小型のスポーツカーは2ドア、2シーターですが、ロータリーエンジン搭載車のマツダRX-8は完全な4シーターを実現しました。
乗用車は室内スペースが広ければ広いほど快適ですので、エンジンがコンパクトでレシプロ車に比べて室内スペースが広く取れるということは、ロータリーエンジンの大きなメリットです。
又、ロータリーエンジンではレシプロエンジンの様にピストンの上下運動をクランクシャフトで回転運動に変換する必要は無く、元々回転運動をしているローターの回転はそのままエキセントリックシャフトを経由して車輪に伝えることが出来ます。
当然のことですがローターの回転のそのまま車輪に伝えることが出来るロータリーエンジンは、ピストンの上下運動という回転とは関係の無い余計な運動があるレシプロエンジンと比べてパワーロスが少なくなり、振動や騒音も少なくなります。
更に部品点数が少ないということはその部品の摩擦などによる出力ロスも少ないので、エンジンの出力効率はレシプロエンジンに比べて更に高くなります。
ロータリーエンジンは排気量の割には大きな出力が得られるエンジンで、マツダのRX-7の比較では排気量1308CCのロータリーエンジンでレシプロエンジンの2600CCクラスと同レベルの出力が得られると言われています。
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