シトロエンGSビロトール

シトロエンはフランスの自動車メーカーで、「シトロエンGSビロトール」はこのシトロエン社が開発し1974年に販売を開始した、ヴァンケル型ロータリーエンジンを搭載した小型車の名前です。
シトロエンGSビロトールは498cc×2、107ps(馬力)の2ローターエンジンを搭載し、最高億度175km/hで走行することが可能でした。
ちなみにビトロール(Birotor)とはフランス語で「複式ローター」という意味です。
当時ヨーロッパにおいてドイツメーカーなどと激しい競争を繰り広げていたシトロエン社にとって、小型でパワフルなロータリーエンジンは理想のエンジンであり、そのエンジンを搭載したシトロエンGSビロトールは正に待望の車でした。
このシトロエンGSビロトールの開発に際しては当時シトロエン社と提携していた、イタリアの自動車メーカーフィアット社の技術も取り入れられています。
シトロエン社としてはそれだけ期待が大きかったのでしょうね。
しかしシトロエンGSビロトールはロータリーエンジンを搭載した車としては日本のマツダの車ほど完成度が高くなく、エンジンの耐久性の面で問題がありました。
又、おりからの第一次オイルショックによる石油価格高騰もあって、燃費が悪いロータリーエンジンはユーザーから敬遠されました。
その結果シトロエンGSビロトールはその後シトロエン社とグループを組むことになった同じフランスの自動車メーカープジョー社の意向もあって、1975年に生産中止されました。
販売期間期間はわずか1年程度だったこともあって、シトロエンGSビロトールの総販売台数はわずか847台に止まります。
その上シトロエン社ではこの車は失敗作として自らリコールしスクラップしましたので、今世界に現存するシトロエンGSビロトールはほとんどありません。
ただ世界的なクラシックカーのイベントなどでは時々現役として登場することもある様ですので、世界ではまだ100台程度は走行可能な状態のシトロエンGSビロトールが存在するのでしょうか?
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